タイ料理も洋食も美味しいビーチリゾート、サムイ島。安いものも美味しい事も魅力です。
朝ご飯で近所のおかゆ屋さんや鶏から揚げ屋さんでパック詰めで並んでいるとほぼ必ず買ってしまうカオパッドムーデン。
ブログではさらっとしか出てきてなくて、昨年年末にあっ!レストランで食べた事ってないじゃん、この際食べておこうじゃないかと思い立ちました。
カオパッドムーデーン(ข้าวผัดหมูแดง)は検索してもタイ語以外とても情報の少ないタイ料理のひとつかもしれません。
サムイ島ナトン発祥の料理で、中華料理の影響を受けるタイの赤いチャーシューのムーデーンを作るタレで炒めたチャーハンです。
写真は、その発祥のお店のものです。
そのお店がナトンタウンの真ん中にあるPuiYok(ปุยหยก)
ナトン市場の手前で、食堂の斜め前がMini Big Cになります。お隣は布屋さん。
営業時間は朝6:00-正午と結構難易度高め。
知らないと、一体ここは何を提供している食堂なのだろうか?とも思えてしまう感じがあります。
お店の雰囲気は私が知る20年間何も変わってないと思う。
知ってはいたけど、用事がないと行かないナトン、時間に合わないことが多々で、食べたことがありませんでした。
タイ語ではお店の説明が書かれていて、とても簡単に書くと、タイ暦2492年(西暦1949年)に海南島出身者がタイで初めてカオパッドムーデーンをここで作りました。使われているムーデーンのソースは当時からの秘伝レシピです。途中タイ暦2520年(西暦1977年)に店名をPui Yokに改め、この名前は兄妹から来ています。カオパッドムーデーンは別名カオパッドコサムイとも言われています。
とにかく72年の歴史のある秘伝の味が今も楽しめるのです。
店内はそんなに広くありませんが、朝8時の時点で持ち帰る人、食べる人がテンポ良く回転していく感じです。
店先にある蒸し器にはムーデーンの肉まん、サラパオムーデーンがあります。
ソーシャルディスタンスもばっちりで、ボックス席は1つ間隔を空けてしか座れなくなっています。
メニューは、カオパッドムーデーン、焼きそば麺のような太い卵麺のバーミー、カオムーデーン(ムーデンと白ご飯と甘いタレ)、カオムークロープ(豚バラカリカリ揚げと甘いタレ)。ですが、カオパッドムーデーンでしょ。+目玉焼きをのせてとか、ムークロープもつけてとか、アレンジ可能です。飲み物を聞かれることもなく、お水が出てきます。
スタンダードのカオパッドムーデーン50バーツ、スープ付です。ムーデーンと少量のムークロープ付。
色が蛍光ピンクに近いオレンジで、はじめて見たときはこの料理、色が衝撃です。ムーデーン自体食紅を使うので。
味は見た目ほど衝撃はなく、ケチャップチャーハンにオリジナル性を持たせましたという感じにも思える味です。
ムーデーンに五香が入るので、八角の味もしているのかもしれないのですが、ほとんど感じません。
私八角は好きじゃないほうですが、気にせず食べられます。(タイにいるうちに慣れてしまったのもありますが。)
濃すぎず、薄すぎず、食べている時は旨い、旨いと食べて、食べ終わって少したつと、はっきりとは味が思い出せないというか、あれっ、甘かったっけ?味濃かったんだっけ?とちょっと忘れてしまう、パンチはありませんが、飽きずに食べられるチャーハンのひとつかなとも。
さらにナトンにはカオパッドムーデーンが食べられる食堂がありました。サムイローカルのSamui Bambus Tatoo At Nathonの奥さんに聞いたら、Jitレストランが美味しいとのこと。写真のトラックがいるところ右。ここのレストラン、何回も行っていて、バジル炒めとか、キスのウコン揚げとか食べて、結構通った時期もあったんですが、カオパッドムーデーンには一切見向きもしてなかった事が判明(笑)確かに、サムイローカル食堂、作れそうです。
JITレストランのカオパッドムーデーン。60Bと予測。メニュー確かめずにオーダー。
結構な量です。お店によって色が違うのもあるあるです。味は少し濃いめですがまったく問題なく、このレストランは何を食べても炒め方が素晴らしいので、ご飯もしっかり炒めてある感じのチャーハンになります。辛いものがまだ食べられないお子さんにも良い1品かもしれません。ここはオーダーが入って作られるので温かいチャーハンが出てきますが、カオパッドムーデーン専門店はある程度の量(10人前位)を一度に作ってしまうみたい(見ていると)なので、お土産で持って帰ったような温かさで食べることがおおいかなと。
ムーデーンがぶら下がっている食堂なら多分作ってもらえるんじゃないかなぁ。でもサムイ人ローカルじゃないと無理なのかも。本当youtubeとかでも数が少ないし、カオムーデーンに勝手に変えられて検索されちゃうしって料理なので。
さらにナトンの村役場前のレストランでも食べれるとの情報ゲット。
JITレストランといえば、絶対頼まないと気がすまない、プラーサイトードカミン。キスのウコン揚げ。これで120B。
頭サクサク、身はフワフワ、中骨も食べれたり、魚が大きかったら無理だったりはありますが、尻尾までサクサク。
コサムイローカルに愛されている老舗JITレストラン。安旨です。
3軒目のお店はチャウエンエリアです。サムイ王国さんに以前聞いたらおいしいお店今閉まっちゃってるのとのことで、残念だなぁと思っていたら、ディスカバリーダイバーさんのツイッターで写真が上がってきて、どこどこ?とお尋ねしたら、どちらも同じ店の事を言っていて、営業再開した事が判明。灯台下暗しとはこのことで、このお店のちょっと先にあるカオマンガイ屋さんしか眼中になかったという。一度は通り過ぎてしまったぐらいに目立たないし、こんなところに名店があったなんて。
店名はクイッティアオチャオコ(ร้านก๋วยเตี๋ยวชาวเกาะ)、英語でIsland Noodlesと地図には出てきていて、タイ語直訳だと島民ヌードルなわけで。
9:00-16:00ですが、売切れ次第閉店。
バーミーとカオパッドムーデーンの二本立て。
奥さんが調理担当、だんなさんはホール&ドリンク担当な感じ。
次から次にお持ち帰り、店内飲食者がやってきます。ちょっとカーブになっていて、駐車場もなくて、止めにくいんですけどね。そんな事は島民気にしません(笑)
テーブルもスプーンやフォークを入れてある箱もきれいです。
サムイの名店、テーブルと椅子がどこもどっしりしている勝手な印象あります。
カオパッドムーデーン50B。ここはパクチーも、エシャロットもマナオもついてくる。ムーデーンの枚数も十分のっていて、1皿でお腹いっぱいの量があります。パクチーを小さくちぎってご飯と食べると、食が進みます。ムーデーンはここが一番薄めで柔らかいかもしれない。
味は濃すぎず、薄すぎず、見えにくいけど適度にいり卵が混ざっていて、ナトンに行けなくてもこのお店があれば全然大丈夫。
朝の買い物途中に寄れるので、週3で通ってしまった。そして太る。
バーミー50Bも食べてみました。麺は焼きそば麺みたいな太さの卵麺。サムイの麺は麺の問題がなぁ。。チェーン展開の屋台CHAY4や本土から取り寄せてますバーミーは腰があるのですが、この太い麺は好き嫌い別れそう。マニアックなことをいうと、日本の浪江焼きそばや松本のたけしやの焼きそば麺が好きな人には受けると思う。Pui Yokもこの麺なので、コサムイ人はこの麺がお好きなのかな?サク会長はクイッティアオ派だったなw
具沢山で豚皮揚げが入っているのはポイント高し。私にはスープがちょっと甘い。(テーブルのナンプラーなどは入れない派)
ドリンクはローカル大好きチャーイエンやオーバルティン(ココア)などが20B~。
味の素のレッドポークの素があったので、これでカオパッドを作ってみました。
粉の香りには八角の香りが漂っています。粉だけでは味が薄く、しょうゆ系のシーゾニングソースを追加。
チャーハンにも八角の香りとその他ハーブの香りが強く残り、ちょっといまいちかなぁ。お店で食べる味とは違う事に。
味の素系のタイ料理の素、おいしいんだけど味の素入ってるなーとわかる位強めに入ってる気がします。
番外編として、色が似ているということで、こちらはビーフンを紅腐乳(イエンタフォー)をベースに炒めたもので、おかゆ屋さんやから揚げ屋さんなどでパック詰めで売られているのを見ます。これで20Bとおやつ感覚な感じ?ムーデーンのソースと違えど、なんとなく味は似ている気もする、少し甘めの炒め麺です。この蛍光ピンク色に抵抗があって、なかなか手を出せなかった一品です。
サムイ島ではビーチとおいしい食事を楽しんでください。
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