海外送金の大革命
銀行振込みだけが日本円を受け取る手段だった
いままでの旅行手配の仕事で、日本からホテル予約をしてもらった際は、日本の銀行口座に振り込みでお支払いをお願いしていました。クレジットカード払いが出来れば良かったんですが、零細だったので、色々手続きやら手数料問題があったり、omiseペイメントを組み込もうとしたけど、java scriptがあまり良く分からなくて、放置してしまい、結局銀行振り込みかpaypalでお支払いをお願いしていました。為替リスクがあるので、TTS+3%=1バーツ計算でお願いしていて、正直レート悪っ。だったんですよね(笑)結構気になっていましたよ。ただでさえ、ホテル販売額が高いので、出来るだけお客さんの負担は減らしたかったし、銀行振込み日本は数百円かかっちゃうし、ネットで調べたら現金外貨両替レートなんてすぐにでてきますから。(タイは他行振込みも含めて無料なんですよ!)
ここ数年で、銀行振込み以外も海外送金が出来るシステムがいくつか目に留まるようになり、今年からの支払いはWiseも加えようと思った矢先に、国境閉鎖、飛行機来ない、旅行者ゼロ月間に。
※ブログ作成時はtransferwiseでしたが、現在Wiseに社名変更されています。
タイのATMで日本のキャッシュカードで現金をおろす
タイで日本のキャッシュカード(クレカではなく)でATMでタイバーツを引き出すことは、ATMで日本語選択も可能なので容易ですが、2020年11月現在、ATM1回で下ろせる金額は上限2万バーツ、ATM使用料は220Bかかります。AEON THAILANDのATMだと手数料150バーツですが、サムイ島では設置店がロータス、ビッグCのみ。
レートや手数料はキャッシュカード発行各銀行により違っていて、現金両替1万円と比べて100B以上の違いが出てきます。最大3万バーツ下ろせた頃は、現金両替と1000-1500バーツぐらいの差があって、いつも半べそかきそうでした(笑)220Bの手数料も結構痛いし、3万バーツ以上下ろしたい時だって多々あった。
20年前はレートがお得だった新生銀行は年々レートが悪くなり、ついに2年前に海外での使用が出来なくなりさようなら。
現在はソニー銀行がなかなか良く、タイバーツの場合はTTSに近いレートを出してくれています。殆どの銀行は海外転居だと本来口座利用不可になるそうですが、ソニー銀行は海外の住所を届け出ることが出来るのもポイント高いです。(利用できるサービスに制限はつきます。)
もしソニー銀行で口座を開設する際にご紹介させていただける際は、紹介メールお送りできますのでご連絡ください。
条件(30万円以上の預金等)をクリアすると口座開設後2000円もらえますよ。
Wiseはどのくらいお得なのか?
それよりもさらに良いレートで送金してくれるサービスがWiseです。
オフィシャルサイトによると、
関東財務局から登録を受けた資金移動者です
https://transferwise.com/jp/
三井物産とWiLが出資
https://transferwise.com/jp/
との事ですので、闇じゃないよ。
どのくらいレートが違うか11/26をサンプルにすると、
11/26の日本円換算レートが一番良いKasikorn Bankが1万円で2910バーツなので、現金両替との差額がたったの66.68B!!! Siam Commercial Bank, Bangkok Bankにおいては、2841バーツなので、Wiseの方が良いじゃないか!という笑えない事態にw
SMBC信託銀行(元シティーバンク)のTTSは3.52円、レートもすごく良い。
※Transferwise の口座へ送金額を送る際には銀行振り込み手数料はかかります。
しかも海外送金なのに、翌日には着金ってすごい。実質双方の銀行営業日だと即日数時間です。今までの最短20分!
凄過ぎる。ATMに行くのが面倒になるレベル。
そして、送金するお金を振り込むまでの猶予が96時間=4日(2021年1月4日現在48時間に変更されていたし、120時間の時もあり)あり、その間は同じレートが保障されています。数時間後に円安になってても大丈夫なわけです。また、刻々とレート変動によりレートは同日中でも変わっていく。
タイバーツの場合は1回200万バーツまで送金できます。って十分ですよね?(送金最高額は時々変更になってるみたいです。)
余談ですが、Covid-19のせいでタイ国内の銀行では現在も一部を除き外貨両替をしてくれません…
楽天銀行も海外送金は手数料が安いって聞いてました。ありがたいことにTransferWiseのサイトではその比較までしてくれるのですよ。
ねっねっ、普通の銀行使うと1000B違っちゃうの。。。これってサムイで2,3人でビール込みでタイ料理楽しめちゃう金額ですよ。うちの1ヶ月の光ファイバーのネット代払ってもお釣りが来るし、街角マッサージなら、4時間分(笑)本当瞬き忘れて目からコンタクトレンズ外れたわ。
追記!日本ではワイズのデビットカードの登録が始まった!
8倍節約できるマルチカレンシー口座
transferwise
といううたい文句のwiseのデビットカード。
詳しくは上記サイトの一番上のマルチカレンシーから詳細を見ていただければ。
デビットカードにタイバーツを選択して入金しておけば、サムイに来た際のビッグCやTOPSマーケットやレストラン等デビットカードが利用できるところならば、wiseのお得なレートで決済ができるし、海外からの通信販売の支払いにも良いレートで支払えるし、現地ATMでお金を下ろしても、手数料がかかっても日本のキャッシュカードで220BのATM使用料をかけておろすよりは断然良いという頼もしすぎるカードではないかと。
登録して使用してみた-海外在住でも日本の住所が証明できればOK!
Wiseですが、登録↑にはマイナンバーが必要(日本国内在住の場合)との事で、マイナンバーなしの自分は、試してみるのも帰国してからかぁと思っていたところに、海外住みで日本に住所があって(実家等)住所を証明できる(2020年2/3以前発行のパスポートの裏の住所と一致ならOK)ならば登録できる旨を知り、使用したところ、実に敏速で、手数料が安くて、これはこれは!と笑いが止まらない状態。
オンラインで申請が可能です。用意するものは、写真の撮れるスマホ、パスポート等写真、住所付身分証明書、マイナンバーカード等マイナンバーが分かる公的なもの 又は海外の場合はパスポートなども日本の住所が証明できる写真付身分証明書、メモ用紙とくっきり見える文字が書けるペン。PCで申請をはじめてもスマホと連動できるようになっています。
サイトに表示される通りに進んでいけば大丈夫です。メモ用紙にはサイトで提示される番号を書いて、身分証明書と一緒に写真を撮ったり、その紙を持って自分の顔写真を撮る必要があります。
ただ、日本の3連休というのを忘れて連休前日夜に登録したので、登録申請は連休明けになってしまったのだけがミスをしたところです。申請が承諾されてからは、あれよあれよと即日入金されました。
登録したメールアドレスに経過が届き、こんなタイムラインでした。時間はすべて日本時間。
11/20夜アカウント開設申込み→審査待ち→送金申込み→振込先とリファレンス番号が表示される(振込み先は三菱UFJ銀行恵比寿支店のトランスファーワイヤーの口座)→送金額振込みまでを終わらせる。
11/23 9:40am 振込み受領の連絡
11/23 11:57am 申請書類承諾の連絡
11/23 11:57am 送金処理をした連絡
11/23 11:56am 現地銀行から着金の連絡(タイはK-Bankカシコンバンクから口座へ振りこまれる)
なにこの早さ!目からウロコ出て止まらないぜ!
もうATMなんて使わないよ絶対って言いたくなる。
その後数回利用しましたが、日本、タイが平日で銀行営業日ならば、即日数時間以内に着金です。
海外に送金する予定がある、いずれタイ/サムイでリタイアメントビザやO、Bヴィザ等ノンイミグラントヴィザで現地銀行口座を開いて長期滞在する予定のある方、こちらで家を借りた際の大家さんへの家賃支払いに大、大、大お奨めの送金方法です。なお、TransferWiseでタイバーツを日本に送金するサービスは現在不可です。
ご利用予定の方は上記リンクから登録すると、送金額2万バーツまでにかかる送金手数料が初回無料になるクーポンが利用できます。
日本語選択可能です。
タイだけに限らず、現在世界80カ国に送金できるサービス、海外送金が必要な際は思い出してください!
追記
あーそういえば、類似サービスでWestern Union っていうのがありますね。
ざっと見ると、transferWiseより受け取り金額が少し多そうだ。
あれっ、transferWiseの手数料はたとえば、10万円振り込むとそこから手数料が引かれるけど、westernunionは10万円+手数料を振り込みの違いがあるなぁ。
westernunionは独自の為替レート使用だそうです。
他人への振込みだったら、transferWiseも手数料分を足して送る必要あるけど、自分から自分なら送りたい金額の中から手数料を取ってもらえるほうが、いいかなぁと私は。もうそこまで細かいとこまで気にしない。ATMよりぜんぜん良いから。
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