島の北東部にいると、なかなかプライベートでも行かない島の南部エリア。チャウエンエリアからバイクで30分ほどの道のりです。チャウエンからタクシーだと片道1000バーツに近くなるかなという距離になってしまいます。コンラッドやインターコンチネンタルからは比較的近いエリアになります。非常に素朴な南部エリアで、ビーチ沿いには海風を存分に受けられる、レストランの造りよりも景色を楽しもう的な昔ながらのタイ料理、シーフードレストランが並んでいるトンクルのビーチロード。タン島シュノーケルツアーの船着場があるビーチです。
そのビーチ沿いにあるNEGRITOレストランに行ってきました。リピーターのお客様のお奨めで、お客様のお友達のトムヤム大好きなサムイ在住のヨーロピアンご夫妻がいろいろ食べたけど、ここのトムヤムが一番美味しい!とのお墨付きだそうで、ぜひぜひ食べてみましょうということで、行ってきました。調理場をあわせて、3-4名で回している”超”のんびりレストランです。
一昨日、昨日と同じお客様と一緒に通ってしまった噂のトムヤムクン。
香草があまり得意でない人も飲みやすく、濃厚なスープになっています。
一般的には辛い!酸っぱい!案外あっさり!なトムヤムが多いと思いますが、こちらのは煮込んである感じが強く、トマトの味も出ていて、一般的にこぶみかんの葉やカーという生姜の仲間が入っていて、食べずになべに残す的なものがいろいろはいっていますが、ここのはコブミカンもカーもはいっておらず、残すものはタマリンドの種とレモングラスぐらい。ライムのとがったすっぱさがなく、甘酸っぱいタマリンドが入っています。きのこも入っていた記憶がないような。小ぶりな器で出てくるので、数人でシェアすると物足りず、1-2名で十分味わうといいと思います。確か100バーツ。
島内すべてのレストランに行ったことはありませんが、ここのトムヤムは初めて飲んだというぐらい、他とは違いました。辛さ控えめでお願いするのが味が楽しめてベストかも。近ければ通いたい美味しさでした。
もう一品、虜になったのが、海老のパッポンカリーです。辛くすると辛さだけが目立ってあんまりだったとのことで、辛さ控えめに作ってもらいました。カレー味はほとんどせずに、麻婆豆腐のタレに海老を絡ませたような、ごま油が入っていてちょっぴり中華っぽいような、これも普段カニで食べるパッポンカリーの味とは違っていて、ご飯が進んで仕方がない一品です。これに豆腐も足してほしいと思うぐらい。
イカのにんにく揚げはしっかりとあがって噛み応えのある1品。この料理もレストランによって異なります。
シェークをオーダーしたら、素敵なグラスに入ってきましたよ。
レストランは全部で7席ほどしかありません。2日ともほぼ満席状態になっていました。
目の前ビーチで、ビーチチェアーも4つほどあります。無になっていても放置しておいてくれるレストランです。料理が来るまでの時間は”無”になるしかありません。時間というものを忘れたほうがいいかも。時計をしている人は時計をはずして(笑)結構なのんびりペースで料理が出てきます。調理をする人が1-2人しかいないのです。オーナーのおばさんは英語が話せて愛想が良いのですが、違うおばさんは、オーダーをすると”はぁ?””がっ?”的な応対で、日本ではあまり見られない接客をお楽しみください。店の名前がネグリトと東南アジアからパプアニューギニアに住む少数民族を意味する言葉だったので、その辺を聞きたかったのですが、良く分かってもらえず、サムイ料理であるとのこと。ほかのお店のトムヤムとは違いますねと言ったら、なんで?なんて言われてしまいまして。
レストランから見えるビーチはやしの木が無数に見える手付かずのビーチです。(レストラン隣には完成するのかしないのか不明の建築途中のビルディングがありますが。)
沖合いにはタン島と、無人島のマドソム島(まもなく1アイランド1リゾートのthe tresure resortがオープンします。)が見え、本土マレー半島も見えます。
写真を撮るのが好きなら、これも撮っていくといいよと見せてくれたイタチ?ラッキーちゃん。野生で森にいたそうですが、生まれてすぐに母親が死んでしまい保護したそうで、昼間は椰子ぶき屋根の隙間を棲家にしているそうです。
もしタクシーでいく場合は、帰りも迎えに来てもらうように往復でお願いしておくと良いと思います。場所は島の南部のトンクル(thongkrut),ツアーボートが出て有名なTKツアーのお隣にあります。
目印にできるのはTKツアーとビーチで唯一の建築中のビルディングです。自力でいく場合は、途中の道路は夜間、交通量も非常に少なく、暗い(昼ですら少ない)ので、明るいうちに行ってみるといいと思います。
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