本土にフェリーで渡り、港からスラタニ市内に行く途中にhotspringという看板があります。風呂好きとしては前々から気にはなっていましたが、なかなか探す機会もなく、地図には表示はなく、もちろんネットでも見つからず、今回探しに行ってきました。
朝起きて、突然行ってみることを決めたローシーズンならではの行き当たりばっ旅。
フェリーの待ち時間覚悟でナトンに行ってみると、すんなりまったく待たずにすぐ出発するフェリーに乗れました。こんなに車が少ないのは初めて。今回も活躍するフェリーは瀬戸内海で活躍していた船。
本土との途中の海はこんな感じ。でも本土が近くなると色がどよーんと汚くなり、毎回改めてサムイはまだ水がきれいなんだなぁと思わされます。
フェリーから出る瞬間が好きです。サムイでは見ないとがった山水（ちょっと大げさ）のような山が見えて、違う場所に来た！という気にさせてくれます。スラタニの山にはまだまだ野生動物がいろいろいるのだそうです。
旅の楽しみはその土地の料理だったりもして、家族を虜にしているのが、途中の市場で売っているエイのから揚げ。適度な塩味としょうゆの味。肉厚な身と軟骨がたまりません。これとカオニャオ（もち米）、サムイのビーチでも売ってくれないかなぁ。と思ってしまいます。
ちなみにサムイだと、ダウシーフード市場でたまに売っていることがありますが、小ぶりです。
出発前にサク会長に温泉を探しに行くと言うと、フェリー乗り場方面からクラビ、プーケットに行く道に入った方向にあるとの情報を得ていきました。サク会長も旅行ガイドの勉強で知ってはいるけど、いったことがないというこの温泉。
いつもどおり、看板を見つけ、その看板もクラビ方面へ曲がれという感じになっていたので、曲がると温泉はこっちの道の看板。さっと読んだ看板は地名が書かれていて、”バンポーナムローン”温泉の村。
その道を入っていくと一気に田舎に来たような林道。両側ゴム林だったり、高い山が見えたり。行っても行ってもゴム林で、温泉の英語表示看板がなくなり、T字路に突き当たってしまいました。ここまできて、？・？・？・。
T字路近くの家のおばちゃんに場所を聞いたが、いまいちタイ語が理解できず、苦しんでいると孫がバイクで連れて行ってくれるというので、先導してもらいました。
・・・通ってきた道から、曲がり、看板のないゴム林の間を行く。道には祠があるのみ・・・こりゃ、わかんないって。
写真が撮れなかったのが残念ですが、ここの道にはヤングコーンがラスタカラーに染まったような植物がありました。目を見張るきれいさ。昔はサムイでも見かけたとか。
温泉（公園？）到着。とてもひなびて誰も使わない感じを受ける公園のイメージ。夜こんなところに一人できたら何が起こるかわからない気もしないではない公園。これが温泉か？と。
入り口には温泉と住所の書かれたタイ語の看板。一部新しいのは、整備途中で、雨季が終わって再開するとのこと。
源泉。確かに沸いてます。半分以上枯葉が浮いていたりして、なんか池とかわらない気もしました。もったいない。
その横には浴槽というかプールが二つ。温泉成分なのか、tーシャツではいるからなのか濁り気味。40度弱ぐらいなので、入ってみることにしました。
少し温いですが、普段大量のお湯に漬かる事ができないのでにごりはあっても気持ちがよく、温泉というのは本当のようで後々までぽかぽかしました。
先に入っていた女の子が着替えるのはここでできると教えてくれた更衣室。
ドアを閉めたら真っ暗で何が出てくるか、這って来るかわからない怖さあり。
使われていない感じ。女の子たちも、入った洋服のままバイクで帰っていきました。
こんな人気のない温泉、誰も来ないよと車で着替えていたら、夕方過ぎ、学校や会社が終わった近所の人たちが続々。皆さん、t-シャツで来て、そのまま入って、そして濡れたまま帰っていく感じ。
この辺に泊まれるところがあれば、また後で来てもいいよねとか、もしかしたらこの水を引いているリゾートがあるんじゃないかと思い、女の子に尋ねたりしていたら、女の子が帰ってから、村長さんという人がやってきました。
村長さん曰く、ここに外国人がやってくることはほとんどないらしい。そして、違う道から来たら看板があるということ・・・雨季が終わったら、もっとちゃんと公園を整備するということで、大いに期待したいところ。
大浴槽の横にあったのがこれ。枯葉とゴミだらけでしたが、これって個人用浴槽？
これがきれいで活用されていたら・・・と思わずにいられない。
スラタニにはまだ後数件温泉があるとのことなので、ほかの温泉も探してみる予定。
温泉公園動画。
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