空港やチャウエンビーチから山頂にある黄金色のパゴダが実に目立って見えて気になるけど、案外足を運ばれないお寺なのが、このWat Khao Hua Jook(カオフアジュック)。なぜならば基本の島内観光ツアーには組み込まれない寺院だから。
20年近く前はただの山で、小さな小さな掘っ立て小屋のお寺があって、夜は蛍がみれるけど、ちょっと暗すぎて怖いよっていうスポットであり、日中は空港やチャウエン、ビッグブッダなどが見渡せるビューポイントだったので、お寺よりビュー目的で晴天時にはちょくちょく行っていました。同じ山にQ BARが出来たので、一時期は夜も少し賑やかでした。ふと気がつけば、QBARなんて死語になっていたけど。
最初のパゴダ(仏塔)は2009年にできていて、2015年に今の大きな形に再度作りなおされ、昔からの名所ではなかったので、プログラムの変更がほとんどない基本の観光やサファリツアーに大々的に組み込まれることはあまりなく、プライベート観光でドライバーが連れてきてくれる的なところでした。まぁまぁの坂があるから、ドライバーさんによってはやや嫌がるのよねw
レンタルバイクでも容易に上れるぐらいだけど、ぼろーいバイクで二人乗りだと最後厳しいかも。一度こけたことありますw
さらに犬が飛び出てきて噛まれた被害も出ているので、バイクは本当にご注意を。
という穴場寺院が今回また本堂とその周りを改装していて、ぜひ見てほしいレベルにレベルアップしていたのでご紹介したいと思います。若干言いたくない穴場ビューポイント。でもブログを見た方はぜひ島内観光の際は、行きたい!とリクエストしてみて下さい。飛行機好き、猫好き、ビューポイント好き、仏教美術好きでしたらなおさら。
お寺の最初に待ち構えているのは、10段x5ぐらいの階段です。途中にベンチあります。スカッと天気の良い日中の訪問をお奨めしますが、ハンカチはお忘れなく。お水は上で買えます。途中プルメリアが咲いていたり、豆科のピンクの花が咲いていたり、猫が寝てる場合もあり、そんなに苦じゃありません。ちらちら景色も見えますし。
階段を上りきったら、一人20バーツの拝観料を箱に入れます。横においてある、腕に巻く紐ORパゴダの横につけられる金色のアルミをもらってよい事になっています。アルミには名前を書いてもOK!まずはパゴダを見に行ってみましょう。すぐ横の階段から上がります。
ドヤーって大きさ、広角効かさないと全体が入りません。あまり後ろに下がれる幅もなく、私のスマホだとこれが精一杯。
パゴダの周りは360℃景色が見れます。パゴダの中には入れません。
下でいただいた金色のアルミはここに結び付けられます。風にゆれてシャラシャラ音が気持ち良い。
結び終わったら、パノラマビューを楽しんでください!
ビッグブッダビーチ、ビッグブッダ、海の真ん中コソム、タオプン、対岸のパンガン島、右側はサムイ空港。
目下に広がるのは島内最大級のマングローブ汽水域。
空港が見下ろせるので、離発着する飛行機が見えるポイントになります。海側からの着陸は迫力あり!
見えている海はチャウエンビーチ北で、無人島でビーチから歩いて渡れるマトラン島が見えます。写真で見えるリーフの切れ目はビーチエントリーで楽しめるシュノーケルポイントです。釣りにも島には通いましたよー。
離発着時間と進路はFlightradar24で。
チャウエンビーチ中央エリアビュー。手前はセントラルフェスティバルが見えていて、白い砂が見えるところはアルズリゾート前です。
きれいなチャウエンビーチのコントラストが楽しめた日には、笑いが止まりませんよスポット。写真はすこしもやもやしています。
チャウエンビーチーコーラロコーブ、チャウエンレイクビュー。結構大きな貯水池を持っているんですよ。真ん中部分にレゲエパブやピンクバー街のソイレゲエがあります。
チャウエンの居住区エリア、テスコロータスビュー。チャウエンビーチロードの一通スタート地点から、メインロードに通じる、道エリアが見えます。今現在、この道路沿いのローカルレストランは活気があって色々あって、面白いストリートです。
ガルーダ?鳥型オブジェが結構高い位置に設置されている。
1周まわって、ビッグブッダーチャウエン北までのショート動画。階段上ってきてすぐに見える、空港、パンガン方向ビューが一番見ごたえあるかなぁ。とにかくお天気な時に行ってほしい。下りる階段は上って来た階段とは違いチャウエンレイク側にあります。
脇のほうに手でドラ?のような真ん中を上手にキューンと良い音色がなるものがあります。
(写真は場所を移動する前のもの)
お供え物販売所。
まだ内装工事中で、中に仏像が置かれるのでは?という部屋。この横からのビューも邪魔なものがなくて、撮影ポイントになりますよ。
サムイ旅行中、猫LOSSだったら、来てみるといいかも。高い確率で、逃げない、マイペースなサムイキャットに出会えます。この柄も顔つきも島でよく見るタイプ。
子猫のいる季節12月。
では、本殿にはいります。このお寺、前々から仏陀の足跡が安置されているのです。足跡があるお寺は島内にもいくつかあります。
正直なところ、以前までの本殿の中は素通りでもいいかなぁって感じでしたが、今回覗いてみたら、本当に見ておいて良かった!と思うほどに変わっていたんですよ。なので、本殿は必見。
こちらが仏陀の足跡と言われるものです。その奥に仏像。さらに奥の浮き出ているのは今回出来た3Dの壁画アートワーク。
すごく細かいし、とても美しい。
つい手を伸ばしたくなっちゃいません?すごい!すごい!仏教寺院で3Dアートを見るなんてまったく思ってなかったので、本当にえぇ、すごくない?ねぇねぇ、すごいよね。って誰かに話したくなったけど、寺院には私しか拝観している人がいなかった。
王様りりしい!
右側の壁にも高僧の3Dアートワーク。描いているの見てみたかったなぁ。プリントじゃないよね?!
さらに、
いや、ちょっとすばらしすぎませんか。すごく良いものを見せていただいたので、拝観料以外にもお布施を置いてきました。
本当に感銘受けた。見ずにサムイを離れていたら、地団駄踏んだと思う。
ちなみに、これらの仏像等をバックにふざけたポーズで写真を撮るのはマナー違反です。ヨガのポーズとかも駄目ですよ。
そして、ノースリーブや短すぎるパンツも不可です。このお寺は注意する人はいないけれど、マナー違反です。アトラクションではない。
柱のアートすらこの細かさ。美しい空間だわ。ココ本当に。
本殿に私のほかにいらっしゃったのは、黙々と色をつけていっていたこの方。そこまでお年には見えなかったけど、すごい才能の人なのかなとか、ちょっと話し聞きたいなぁと思ったけど、その一言が芸術を壊すかもしれない雰囲気もあり、お声かけは出来ず。また近いうちに見に行ってみよう。プライベート島内観光のプランはサムイ島内の日本人のいる旅行会社で相談するといいですよ!情報だけを引き出すのは遠慮してあげてくださいね。
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